2017年4月まで公開していたVer.
管理人おススメの育児漫画
育児漫画は、読む人自身の経験によって面白さが変わります。全く面白く感じなかった作品なのに、1年後に読むと面白く感じることもあります。傾向としては、子どもの性別や月齢・年齢が近い方が感情移入しやすく、楽しく読めると思います。
子どもの性別で選ぶ育児漫画
傾向として、女性が描いた作品は女性(母親)特有の苦労話や悩み話が描かれています(授乳、断乳・卒乳、離乳食、保育園や幼稚園、ママ友作りなど)。
男性が描いた作品は客観的に観察し「娯楽作品」として昇華されているものが多く、子どもがいない人が読んでも楽しめます。
ストーリー漫画で経験を積んだ作家は絵が上手く構成もしっかりしているので、当たりが多い気がします(例:逢坂みえこ、伊藤理佐、吉田戦車、ももせたまみ等)。
娘がいる方
娘を描いた育児漫画は豊富です。「第1子が娘(1人娘)の育児漫画」から興味を持ったものを選んでもいいと思います。上で挙げた『まんが親』なども好きですが、それ以外でおススメはこの3作。
『オレなんかが親になって大丈夫か?』(父親目線)あるあるネタ多め、暗くない。
『赤子よ日記』(母親目線)シュールギャグと独特のセンスが良い。笑えます。
『親バカと言われますが、自覚はありません。』(父親目線)。好みは分かれるかも知れませんが、父親としての葛藤や成長が描かれているところが好き。
●『オレなんかが親になって大丈夫か?』感想
●『赤子よ日記』感想
息子がいる方
「第1子が息子(1人息子)の育児漫画」にまとめました。1巻完結の作品が多めで買いやすいです。
息子漫画の中で一番売れているのは『ママはテンパリスト』。作者の態度が荒れてるのが気になりますが、テンション高く笑えます。特に2巻までが好き。
安定しているのは『育児なし日記VS育児され日記』。かわいい。作者が産後当時を振り返って描いているせいか葛藤や悩みは少なく、少々物足りなくもあります。
自分が好きな作品は、父親目線なら『コアソビー』(おおひなたごう)。息子さん5歳と大きめですが、子どもと遊ぶことについて考えさせられることも多いです。
母親目線では『東京ひよっこ3人暮らし』(たかはしみき)。息子・のっすんがかわいくてメロメロ~です(誕生~1歳半までが描かれます)。
小学生の息子を描いた『男子のトリセツ』(まきりえこ)は、娘を育てている私でもおもしろかったです。
トラブルに対応する夫が描かれた漫画
『僕の小規模な生活』(福満しげゆき)の4巻。産後、息子の耳が聞こえないのでは?…と検査したり、嫁姑問題が発生しそうな場面で仲介したり…。
妻の為に実の母に「家に来ないで」とお願いする場面を見て「あー、うちの旦那もこういう対応してくれたら…」と思いました。一方で予防接種の陰謀論など「この人が旦那だったら面倒臭いだろうな…」と感じる部分もあります。
福満さんの作風は人を選びますので、講談社のサイト「モアイ」で試し読みしてください。
読み比べて楽しい!夫婦で描く育児漫画
各家庭の出来事を見るだけでも楽しいのですが、夫婦で描いている漫画家さんの作品を両方買って比較すると楽しいです。同じ出来事でも作者によって表現も異なりますし、片方の漫画からもう片方の裏話が見えることもあります。
◆吉田戦車さんと伊藤理佐さん
1人娘・あーちゃんの様子を描いています。
2人とも元々人気のある作家だけあって、満足感が高いです。家族旅行や娘さんの病気など、同じ出来事をネタにしていることも多々あります。
●『まんが親』1巻の感想、2巻の感想 ※全5巻完結
◆榎本俊二さんと耕野裕子さん
長女、長男(年齢差7歳)。
夫・榎本さんのエッジの効いたギャグと、妻・耕野さんのほっこり温かい作風。どちらも素晴らしいし、笑えるし、優しい気持ちになれます。耕野さんが描いた『愛ある暮らし』が絶版なので手に入れにくいのが難点。
●『愛ある暮らし』感想
この他に夫婦で育児漫画を描いている作家さんとして、
・相澤タロウイチさん(夫)とコンドウアキさん(妻)
・重野なおきさん(夫)と藤島じゅんさん(妻)
・伊藤伸平さん(夫)とおだぎみをさん(妻)
テーマ別に選ぶ育児漫画
色々まとめていますので、興味があればご覧ください。
・双子の育児漫画一覧
・第1子が娘(1人娘)の育児漫画
・第1子が息子(1人息子)の育児漫画
・兄妹を描いた育児漫画一覧
・姉弟を描いた育児漫画一覧
・兄弟を描いた育児漫画一覧
・姉妹を描いた育児漫画一覧
・育児漫画を描いた男性漫画家
・育児漫画同人誌まとめ